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「うちの子、とくに算数が苦手で……」「私自身、算数が苦手だから、子どもも嫌いになってしまうのでは……」など、親子ともに算数への苦手意識を持っている家庭もあるのではないでしょうか。教育ライターの佐藤智さんは、このような悩みの声を受けて、難関中学受験で高い合格実績を誇る塾「SAPIX小学部」で算数を担当する先生を取材しました。今回は、佐藤さんの著書『10万人以上を指導した中学受験塾 SAPIXだから知っている算数のできる子が家でやっていること』から、SAPIX流・算数を嫌いにさせないメソッドを一部ご紹介します。

計算問題は朝の10分間で行うのがベスト!

コンディションのいい時間帯に毎日少しずつ

計算は算数におけるコミュニケーションツールです。

自分の考えを表すにしろ、人の考えを読み解くにしろ、すべて式や計算を通じて行う必要があります。だから、計算能力はできるだけ高めておけるとよいでしょう。

語学学習でも、実際に話せるようになるためには単語や構文をスムーズに使えるようになるまで覚えておく必要がありますよね。

算数における計算問題も、応用や実践にいかしていくための基礎をつくることが目的になります。