足し算の子育てから引き算の子育てへ

より心地良く、そして楽しく子育てをするために、何を減らし、何を残すべきか。その答えが「子育ての引き算」にあります。

では、「子育ての引き算」とはどういうものなのでしょうか?

「子育ての引き算」とは、あれこれと「足し算」するのをやめて、子育てにおいて本当に大切にするべきことを見極め、必要なものだけを選び取ること。そして、必要ないものは手放していくことです。

そうすることで、より自信をもって、ウェルビーイングな(自分にとってちょうど良い状態の)子育てを実現するアプローチです。

子育てをするとき、誰もが気づくと背負ってしまっている子育ての「ムリ・ムダ・ムラ」があります。

・ムリ:無理をさせてしまう・大人も無理をしないといけない
・ムダ:必要のないもの
・ムラ:一貫性のなさ

です。それらの必要ないものを取り除くことで、子どもと大人、双方にとってより豊かな経験が得られるようになります。

先ほどの登山の例に戻り、自分が登る山に必要のないものは置いていって、適切な道具を選び抜いて登山をしていくとどうでしょう? きっと登山をより余裕をもって心地良く、楽しめるのではないでしょうか。

 

※本稿は、『詰め込みすぎの毎日が変わる! 子育ての「引き算」』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の一部を再編集したものです。


詰め込みすぎの毎日が変わる! 子育ての「引き算」』(著:モンテッソーリ教師あきえ/ディスカヴァー・トゥエンティワン)

毎日いっぱいいっぱいのママ・パパに!

これまで1万人以上の子育ての悩みを聞いてきたモンテッソーリ教師が、詰め込みすぎの子育てから解放され、自信をもって子育てできるようになる「子育ての引き算」の方法をお伝えします。