人生をプラスの方向に切り開くコツ
《経営の神様》とも呼ばれた松下電器産業の創業者・松下幸之助さんは、「日本人の95%は悲観論者。残りの5%の楽観論者が各界をリードしている」といったことを語っていたそうです。また、『幸福論』を書いた哲学者のアランの言葉に、「悲観主義は気分に属し、楽観主義は意志に属する」があります。やはり、意志を持って楽観主義を選ぶことが、人生をプラスの方向に切り開くコツといえそうです。
そう言うと必ず、「では、楽観的になるにはどうしたらいいのでしょう」と聞かれます。残念ながら、そんなテクニックはありません。ただひとつアドバイスするとすれば、今日一日をどう充実させて生きるかを考えることです。
たとえ明日の朝、目が覚めなかったとしても、後悔しないと思える毎日を送っていたら、明日を憂うことがなくなります。そんな毎日を積み重ねていけば、さまざまな不安もスーッと消えて「明日は明日の風が吹く」と、お気楽さんでいられますよ。
●今月の書「お気楽さん」
「あなたの人生を導く-美輪ことば」(著: 美輪明宏/ 中央公論新社)
「微笑みは開運の鍵」
「ルンルンルン」
「自分にも感謝を与えてください」
「地獄、極楽は胸三寸にあり」
美輪明宏さんが89年の人生をかけて大切にしてきた言葉が満載!
~~~自筆の「書」とともに綴る愛のエッセイ!~~