3年間の密着取材

「TBSドキュメンタリー映画祭」に出品した作品をベースに、復帰に向けて森さんを支えた1歳年上の兄や担当医への追加取材、そしてレース場で走る姿を収めた『オートレーサー森且行 約束のオーバル 劇場版』が製作された。

今回の映画化に対して森さんは「(最初に聞いた時)嘘でしょう、と思いました。全国の映画館で上映されるなんて信じられなくて。何度も監督には『冗談でしょう』と聞いたのですが、『本気です』と言われて(笑)」とコメント。

映画化について、身内には話したそうですが、オートレーサー仲間にはまだ恥ずかしくて言えていないと、照れ笑いをしながら話す森さん。

約3年間にわたる密着取材は、森さんにとっても初めての経験。一方で、カメラを回し続けた穂坂監督いわく「カメラ向けていても、向けていなくても(森さんは)変わらない」とのこと。本作では、森さんの自然体の姿を観ることができるだろう。