過去の自分を認めてあげる
ちゃんみな曰く、グンと実力やスキルが伸びるためには自信のなさを乗り越える必要があるのだそう。自信を持て、自分と自分の過去に中指を立てるな、これはちゃんみなが一貫して候補者に伝えていることだ。
自信がない候補者に、ちゃんみなは次のような言葉を送っている。
「その自信のなさがめちゃくちゃ足を引っ張っちゃってる。自信がないことが今のSARAにとって悪いよっていうよりかは、過去のSARAにとってすごく悪いことをしていると思う。自分が生きてきたっていう足跡みたいなものをちゃんと見てもらわないと、生きたことにならない。適当に生きてることになるから。一個一個踏んだ自分の足跡をちゃんと見返してみてください」
「いい加減にしろ。自信のない感じはもうここまでだよ。過去のCHIKAを称えて欲しいんです。やってきたこと、乗り越えたことこんなに歌うまくてダンスもできるのにそれを中指立てちゃダメ。自分の過去に」
今の自分に自信を持つことは、今の自分を作り上げてきた過去の自分を認めてあげることなのだ、と言う。他者から評価される環境自体は、表に立つこと自体を辞めない限り変えることはできない。そこで必要なのが、自分に確固たる自信を持つということなのかもしれない。
アーティストは、自分に酔ってる感じとか、肥大した自我みたいなものが見えると、むしろ引かれてしまう部分がある。その一方で、自信をもって堂々としなければ伝わらないものもある。一見矛盾しているようにも思えるが、自信を裏付けるだけの実力と中身を身に着けて、そのうえで自信と確信を持つ必要があるのだと思う。