気温の低さが追い打ちをかける
日常生活で筋肉を大きく動かす機会が少ないことも追い打ちをかけます。
「筋肉は動かさないと柔軟性を失い、硬くなります。それをコリやハリとして感じるのです」
さらに拍車をかけるのが、冬の寒さ。
「気温が下がると、体熱が奪われないよう、体を縮めて外気に当たる面積を小さくします。体が縮こまると、筋肉も縮む。これも筋肉が硬くなる一因です」
筋肉の硬化は、関節の動きにも悪影響を及ぼします。
「関節は、筋肉が伸縮することで動くのです。筋肉が硬くなると、関節の可動域も狭まるため、肩が上げづらい、歩くときに足を上げづらいといった不具合につながります。コリを解消し、筋肉の柔軟性を取り戻すためには、日常的にストレッチやトレーニングなどで筋肉をほぐし、鍛えることが重要です。積極的に行えば、筋肉の柔軟性はいくつになっても取り戻すことができます」