更年期以降の手指の痛みやしびれは、加齢のほかに、掃除・洗濯といった家事、縫い物・編み物などの手仕事による使いすぎが原因とされてきました。ところが、最近の研究で、女性ホルモンとの関係が明らかに。最新の対策法をお伝えします(イラスト/小林マキ 取材・文・構成/岩田正恵《インパクト》 デザイン/米山和子《プッシュ》)
メノポハンド対策をはじめよう
1)エクオールの《産生能》をチェックしてみよう
エクオールは大豆製品を摂取することで体内でつくられますが、下江先生らの調査によると、日本人の約6割は、エクオールをつくり出す“産生能”がないことがわかっています。
「まずは、市販のキットで産生能の有無を調べましょう」(下江先生。以下同)
産生能がある人は、大豆製品を毎日摂るのがおすすめ。1日の摂取量の目安は、豆腐なら3分の2丁(200g)、納豆なら1パック(50g)、豆乳ならコップ1杯(200g)。産生能がない人は、市販のサプリメントでの摂取が有効です。
エクオール検査「ソイチェック」 ¥4,785/カラダのものさし
エストロゲンと似た働きをするエクオールが体内でつくられているかを手軽に検査できるキット。尿を採取して、郵送すると、後日、検査結果が届く。産生レベルを5段階で評価。
エクエル112粒(28日分)¥4,320/大塚製薬
年齢を重ねるに伴い心身に変化が表れるゆらぎ期の女性をサポートする基礎サプリメント。大豆を乳酸菌で発酵させてつくったエクオール含有食品。1日の摂取目安量4粒。