あるべき場所には… 久しぶりの通院。電車に乗るとすぐ山側を見やる。 違和感を察知する間もなく、電車はあの場所をあっさり通過した。間の抜けたような光景だった。あるべき場所に、あるべき建物がない不思議さ。 長屋はいつの間にか、跡形もなく消えていた。 ※婦人公論では「読者のひろば」への投稿を随時募集しています。 投稿はこちら ※WEBオリジナル投稿欄「せきららカフェ」がスタート!各テーマで投稿募集中です。 投稿はこちら 【関連記事】 80歳でさくらももこさんのエッセイに引き込まれた。愉快な名調子で抱腹絶倒。八十路で衰えを感じる中「人は誰でも年をとる」と前向きな気持ちに 82歳女性が飼っている雄鶏の「コッコ」。朝の鳴き声が近所迷惑、ヘルパーさんを追いかけて突っつく…それでも大切にしているのは「命の恩人」だから 「もっと優しくすればよかった」亡き夫への後悔を胸に、熊野古道を歩くツアーへ。鎮魂の旅のつもりが…