日本のみならず、近年は海外でも人気が高まっている水墨画。「奥が深くて難しそう」と感じる人でも大丈夫です。肩ひじ張らず気軽に取り組める「筆ペン水墨画」の愉しみを教えます(画◎小林東雲 構成◎浦上泰栄 撮影◎本社・武田裕介)
ステップ4)縁起物「松・竹・梅」に挑戦しよう
水墨画の画題として欠かせない「松・竹・梅」には、筆遣いの大事な技法が詰まっています。繰り返し描いて基本を習得しましょう
【竹】
強風や雪にも負けずに凜と立つ竹林。かすれを含むのびやかな線と太い節で竹稈(ちくかん)を描き、生命力を表現しよう

竹

1)淡墨筆ペンの穂先に水を含ませる。穂先の側面を紙に押しつけ、下から上へと筆を運ぶ。途中で筆を止めて節をつくりながら、稈を描く

2)葉を描く。最初は筆圧をかけながら筆を置き、すっとふり抜くことで、鋭さが出る