介護保険制度について知ることは第二の義務教育

樋口 多くの方は、親の介護に直面して初めて介護保険について学ばれるようですね。

でも私は、日本に住む高齢者全員が介護保険を上手に活用するためには、もっと早い段階から介護保険制度について学んでおく必要があるだろうと考えています。

『なにがあっても、まぁいいか』(著:樋口恵子、鈴木秀子/ビジネス社)

鈴木 早い段階といいますと?

樋口 第一号被保険者としてサービスを利用できるのは65歳以上なので、65歳になったら介護保険の使い方を知っておくべきでしょう。私はそれを「第二の義務教育」と呼んでいます。