未知の世界を生きる先駆者として
鈴木 せっかく介護保険制度が確立されても、使いこなせないのでは意味がありませんものね。
樋口 おっしゃる通りです。行政のほうから「そろそろいかがですか?」と声掛けしてくれるわけではありません。ですから自分で知識を得ておく必要があるのです。
そして少しでも不安を抱いたら、行政の担当窓口や地域の包括支援センターで相談することが大切だと思います。そのあたりのことも、もっとみなさんに呼びかけたいですね。
鈴木 本当ですね。私達は先進国の中でいち早く「人生100年時代」に突入しました。前例のない未知の世界を生きる先駆者として、これからを生きる人達に、自分達が遭遇しているさまざまなことについて伝えておくというのが一つの使命だと思います。