誘いを断られた際、なぜか言い訳がましいと感じる人と、また誘いたいと思う人では、何が違うのでしょうか。人に嫌な思いをさせず、お互いにハッピーになれる「断り方」を指南します(構成=吉川明子)
相手に配慮した誘い方を
一方、自分から誘う時も、人間関係を損なわない、スマートな「断られ方」のコツがあります。もっとも大切なのは、相手が断りやすいように誘うこと。
「ベトナム料理を食べに行かない?」「現代美術の展覧会に行かない?」と具体的な誘いの内容を伝えることで、「現代美術に興味がなくて……」などと、相手が断りやすくなります。
そして、断られた時は、「了解! また誘うね。よろしくお願いします」と、断った人に罪悪感を抱かせないよう気持ちのいい返事をしましょう。
このように、「断る」「断られる」極意を身につけておくと、自分がどちらの立場になっても、「相手はこういう意図なのかも」と推測することができるようになります。こうして大人のスマートなコミュニケーション技術を身につけていくのです。
ところで、私たちは対面、電話、メール、LINE、SNSなど、さまざまな方法で人とつながっています。交流の手段は違っても、ここでお伝えしたコツは変わりません。
最近は、グループLINEで複数の人たちがやりとりする機会も増えていますよね。「会話のやりとりが早すぎてついていけなかった」「たまたま用事があって見られず、返信しそびれてしまった」ということもあるでしょう。そんな時は、「華麗にスルー」で大丈夫。