「本」が重要な役割を
当初、吉原へ客を戻すための施策としてかかわった「本」でしたが、結果として、自ら本づくりに携わることになった蔦重。そしてその過程で、本を生み出す楽しさに目覚めていく……ということが今回のドラマの中で示唆されました。
一方、大河ドラマとして前作にあたる『光る君へ』では、主人公のまひろこと紫式部が作者として『源氏物語』を書き上げると、それが宮中を席巻。ついには歴史を動かしていく様が描かれるなど、近年のNHKでは「本」が重要な役割を演出するドラマが多いことから、ネットでもそうした感想を呟く人が続出。
たとえば「主人公が手掛けた本が大ヒットする様子を2年続けて見ることになるとは」「『光る君へ』に続いて、手作り同人誌制作?」「『光る君へ』が作家の物語なら、今作のべらぼうは編集者の物語」「『光る君へ』では写本に時間がかかってたのが、『べらぼう』では木版画でスピーディに。技術革新に目を見張る」「木版画の作業に立ち会い、クライアントとして職人にその場で細かい注文を入れる蔦重の姿が、印刷所に通って技術を学んだ『らんまん』万ちゃんの姿と重なる」「『らんまん』の石版印刷にも心躍ったが『光る君へ』『べらぼう』にも本づくりの工程が描かれて盛り上がる!」といった声が見られていました。
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大河ドラマ第64作となる『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』は、“江戸のメディア王”として時代の寵児になった、”蔦重”こと蔦屋重三郎が主人公。
蔦重を演じるのは、NHKドラマ初出演となる横浜流星さん。脚本は、連続テレビ小説『ごちそうさん』大河ドラマ『おんな城主 直虎』などを手掛けた森下佳子さん。
さらに語りは、蔦重らを見守る吉原の九郎助稲荷(くろすけいなり)として、綾瀬はるかさんが担当する。
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