悪いほうを想定して準備する

ネットをみると「金利が上がるか? 下がるか?」の他にも、「円高になるか? 円安になるか?」「株が上がるか? 下がるか?」など、さまざまな予測がされていますが、予測は当たるか、外れるか、誰にもわかりません。

日本に住む日本人が、円安と円高のどちらが、家計にダメージがあるかというと、円安です。日本は、海外からの輸入に頼っているので、円安になると、輸入品の物価が上がります。10ドルのアメリカ産のお肉は、1ドル=100円のときは1000円ですが、1ドル=150円になると1500円になります。

円安になると困るのであれば、円安の対策を準備する。ドル資産を持っておくことです。先ほどのお肉でも、10ドル持っていれば、1ドル100円から150円へ円安が進んでも、お肉を買うことができます。もちろん、円高になると損をしてしまいますが、輸入品も安くなる傾向があるので、生活へのダメージは円安よりは少なくなります。

将来を予測するのではなく、悪いほうを想定して準備しましょう。

※本稿は、『一度始めたらどんどん貯まる 夫婦貯金 年150万円の法則』(青春出版社)の一部を再編集したものです。


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