老後、みんなが集える場づくりを
自分が異国の地・カナダでお金を稼げるとしたら何か。「私、手芸が得意だぞ!」と思い、ワークショップを始めることにしました。告知すると、すぐにチケットが完売。カナダ在住の日本人や、アメリカからわざわざ来てくれた人もいました。
「テレビで見ていました!」とか、「会いたかった!」と言ってくれ、「私、人気者だったんだ!」とびっくりしましたね。
今まで自分は芸能界に向いていないと思っていたんですよ。だけどこうして喜んでくれる姿を見て、続けてきてよかったなと、これまでの自分が報われたような気持ちになりました。
ワークショップにはリピーターも多く、一緒に手芸をする時間をとても楽しいと言ってくれています。来てくれる人たちには精神的に助けられているんです。
そこでカフェもできたりするといいですね。バンクーバーは土地代が高すぎてこのままだと自力でお店は出せないけれど、いつか、みんなの憩いの場になるコミューンをつくりたいと思っています。
夢を叶えるためにはやはり健康が大前提。カナダは日本と違い、まずホームドクターに紹介状を書いてもらって専門医を予約する必要があります。
今はホームドクターもなかなか見つからない。日本のようにすぐに医者に診てもらうのは難しいのです。自分で健康を維持しなくてはいけません。
カナダに来てからの精神状態はとても良好です。バンクーバーは環境もいいんですよ。街の中に森があったりして、どこに行っても緑がある。
もし日本に戻るとしても、老後は緑の多い田舎に住みたいなとか、自分が生き生きと暮らせるのはどういう環境かもわかった気がします。