(写真はイメージ。写真提供:photoAC)
独身、フリーランス。世間から「大丈夫?」と思われがちな40代の小林久乃さんが綴る「雑」で「脱力」系のゆるーいコラム。読んでいるうちに、心も気持ちも楽に軽くなる……。ただ「手抜き」のテクニックを勧めるだけではなく、年齢を重ねたことで得た「脱力」による省エネによって、次へのエネルギーを担保していこう! というのが、本企画の主旨。第11回は「ブラジャーを洗うペースは3日に1回」です。

週イチ洗濯論

ポッドキャストで『大久保佳代子とらぶぶらLOVE』を聴いていた。そこで「ブラジャーは3日に1回しか洗わない」と大久保さん。要は洗濯をするのが面倒臭い、好きではないという話しだ。つい、「おお……、同志!」と反応をしてしまった。

私も大久保さんと同じく、家事分野では洗濯が好きではない。ゆえに、なるべく作業を簡略化できるよう、最新型の高機能ドラム式洗濯機を使っている。この洗濯機が非常にいい仕事をする。まず、洗剤は自動投入で、洗濯から乾燥まで一気に仕上がる機能を使えば、洗濯はボタンひとつで完了。その他、強力乾燥でアイロンがけができる機能などを搭載。

生きていくためには仕方がないと、惰性で洗濯をしている私にとって、多機能家電は本当に優しい。加えて我が家の洗濯機、一人暮らしなのに12キロまで洗えるファミリーサイズ。このおかげで洗うペースも週に1回程度で済ませることができるのだ。が、この洗濯ペースを覆す意見が、私の前にお目見えした。

「洗濯は毎日しますよ。洗うと、気持ちがいいじゃないですか」

こう話すのは出版社で私の担当をしてくれている、20代前半のSくん。確かに彼はいつも持参しているハンカチや、着ているシャツには、汚れはもちろん、黄ばみ、シワがまったくない。私のように「アイロンをかけたくないから」という理由で、タオル地のハンカチばかりを使うアラフィフとは、住んでいる世界が違うようだ。

Sくんのように、ちゃんと向き合おうとすればするほど「面倒」の二文字が浮かんでくる、洗濯。でも毎日洗濯なんて、やりたいくない。この私の意見に、きっと多くの女性が同じ思いを抱き、共感してくれるはずだと信じて、今回は独身女性の洗濯事情について綴りたい。面白かったら、いいね!をお願いします(そんな機能はない)。