「でっかい夢として、自分のやりたいことを実現してお金も稼ぎながら、授業料の元を取ろうと思っています」(撮影:本社・武田裕介)
芸能活動を休止し、カナダへ留学して4年目の光浦靖子さん。芸能界を離れ、自分のことを誰も知らないバンクーバーで、まったく新しい人間関係を築いています。物価が高くて暮らしはつましくても、気持ちはどんどん解放されているそうです(構成:川口美保 撮影:本社・武田裕介)

前編よりつづく

贅沢はせずに夢は大きく

留学を機に収入が途絶えたので、経済的な不安はもちろんありました。特に今、カナダは物価がどんどん上がっていて、家賃もこの2年でかなり高くなってきているんです。

私は急激な値上がりの前に引っ越せたから、今の相場からしたら安いほう。とはいえ余裕があるわけではありません。

語学学校を卒業した後はカレッジに進むことにしたのですが、2年は通いますから、一時帰国して、東京の倉庫に預けてあった家財道具を思い切って売りました。倉庫代ももったいないしね、と。正直、あれは売らなきゃよかった、と後悔することが多いですけどね。(笑)