執着とは?

つかんでいるお金を少なくするか、あきらめて放せば手は自由になりますが、「いやだ」と手放せない状態、それが執着です。執着は「こだわり」と言いかえてもいいでしょう。

こだわりがある人の口癖の1つが、こうあるべき、こうすべきという「べき」です(私は「ベキベキ星人」と呼んでいます)。

「べき」と思っていれば、そうしない人を許せませんから、心が乱れます(仏教の目指す対極の心の状態です)。

あなたがこれまで信条としてきた生き方にも、完璧を目指すべき、好かれるべき、がんばるべきなどの「べき」があるでしょう。

でも、いまさら、それらを意識して、「手放す」ことすら面倒に思うかもしれませんね。

108あるという煩悩(写真提供:Photo AC)