面倒ごとの9割は「執着」のしわざ

面倒ごとの9割は、人生で身に着けてきた「執着」のしわざ。

あなたの脳がつくり上げた、形のない幻影です。視点を少し変えてみるだけで、驚くほど簡単に消えていきます。

手放せば、確実に心がおだやかになり、フットワークも軽くなっていきます。「こんなに簡単なことだったのか」と、きっと驚かれるでしょう。

残りの人生を完成させる道にいるあなたが、身につけてきたさまざまな装備品の要不要を見直し、少しでも身軽になり、心おだやかでいられる時間と事を増やしていただこうと考えた、いわば、執着じまい、こだわりじまい、面倒なことじまいのお話です。

なぜ手放せないのか、手放すにはどうすればいいか、そして、手放すとどんな未来が待っているのか、という流れを基本にお伝えしています。これから挙げるものすべてにお別れしましょうという意図はありません。

この中のどれか1つでも、2つでも、しまってみてください。余計なものを捨て、徐々に裸一貫に近づいていくあなたも、そのうちあの世に逝きます。

そのとき、周りが泣き、あなたは笑っていられる人生のお手伝いができれば、坊主冥利(みょうり)です。

 

※本稿は『60歳を過ぎたら面倒ごとの9割は手放す 我慢してばかりの人生から自由になる54の教え』(アスコム)の一部を再編集したものです。


60歳を過ぎたら面倒ごとの9割は手放す 我慢してばかりの人生から自由になる54の教え』(著:名取芳彦/アスコム)

人生は、我慢するためにあるんじゃない。
「ブッダの教え」で、ほとんどの面倒ごとを捨てられる!

面倒ごとの9割は、人生で身に着てきた「執着(しゅうじゃく)」のしわざ。
あなたの脳がつくり出した、形のない幻影です。
視点を少し変えてみるだけで、驚くほど簡単に消えていきます。
手放せば、確実に心がおだやかになり、フットワークも軽くなっていきます。
「こんなに簡単なことだったのか!」ときっと驚かれるでしょう。