寝る前にキッチン1か所

ついでの「1か所」で翌朝気持ちいい

寝る前にする断捨離の筆頭は「水回り」です。

夕食、入浴など、水回りを使う機会はたくさん。その「ついでに」、いつも手をつけていなかった1か所を断捨離してみませんか?

まずキッチンの断捨離を。食器洗いや作業台の後始末のついでに、1つ引き出しを開けてみましょう。

キッチンには穴場の引き出しが意外とあります。

引き出しの数が多いぶん、1つの引き出しに収めるアイテムは極力絞り込みたいもの。

自分の意識できるキャパシティーと照らし合わせたら「1引き出し1アイテム」くらいでないと使いこなせないと感じます。お玉やフライ返しの引き出し、鍋・フライパンの引き出し、あらゆる袋が集合した引き出しなど。なかには「1引き出し100アイテム」のお宅もありますからね。なくしもの、探しもので疲弊してしまいます。

お玉やフライ返しやトングはコンロ横の引き出しに。キュートな鍋つかみが引き出しを彩ります。割り箸と簀の子もここに。(写真:『引き出し1つから始める 1日1か所 断捨離』より)

モノを減らして「1引き出し1アイテム」を意識し、取り出すとき、しまうときに余計なエネルギーを使わないようにしましょう。

私が沖縄の家で気に入っているのは、キッチンがオープンなところ。

以前の家もそれなりにオープンだったのですが、ここはオープン+回遊型で行き止まりがありません。こちらからも行ける、あちらからも行ける、どう行ってもOK。そんな行き止まりのない住居空間がほしかったのです。行き止まりがないということは、人生に行き止まりがない、行き詰まりがないということ。

せっかく回遊型で設計されたキッチンなのに片方にモノを置いてしまう人がいます。反対側から回ればいいと考えているのでしょうが、それだけ自分に対して自由度を下げています。それに対してイライラしている。まず、ふさいでいるモノをなくし、詰まりをとりましょう。

 

※本稿は、『引き出し1つから始める 1日1か所 断捨離』(大和書房)の一部を再編集したものです。


引き出し1つから始める 1日1か所 断捨離』(著:やましたひでこ/大和書房)

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