親側の問題点
もちろん、親側の問題も大きく、「子どもにつきあっている」と思っているかもしれませんが、実際は子離れできていません。
休日を一緒に過ごしたり旅行に行くのに、子どもの分まで親がお金を負担しているなら重症です。
子どものためにも、こうした関係は考え直す必要があります。
子どもを支援するといって、何かにつけて子の家に出入りし、経済的な援助をしているのも、子離れができていない状態です。
本当に子どもを愛するならば、思い切って突き放す勇気を持ちたいものです。
もちろん、親側の問題も大きく、「子どもにつきあっている」と思っているかもしれませんが、実際は子離れできていません。
休日を一緒に過ごしたり旅行に行くのに、子どもの分まで親がお金を負担しているなら重症です。
子どものためにも、こうした関係は考え直す必要があります。
子どもを支援するといって、何かにつけて子の家に出入りし、経済的な援助をしているのも、子離れができていない状態です。
本当に子どもを愛するならば、思い切って突き放す勇気を持ちたいものです。
1952年山梨県生まれ。慶應義塾大学医学部卒業後、同大学精神神経科入局。1990年より2年間、米国カリフォルニア大学へ留学。東海大学医学部教授(精神医学)、聖路加国際病院リエゾンセンター長・精神腫瘍科部長、聖路加国際大学臨床教授を経て、現職。また実際に仏門に入るなど仏教に造詣が深い。
著書に『精神科医が教える お金をかけない「老後の楽しみ方」』(PHP研究所)、『精神科医が教える 繊細な人の仕事・人間関係がうまくいく方法』(三笠書房)、『精神科医が教える すりへらない心のつくり方』(以上、大和書房)、『頭がいい人、悪い人の老後習慣』(朝日新聞出版)、『精神科医がたどりついた「孤独力」からのすすめ』(さくら舎)などがある。