五十肩に効く体操

五十肩は50代を中心とする40~60代に多いので「五十肩」と呼ばれますが、それ以外の年齢でも起こります。

五十肩は動かしてよいのか、動かさないほうがよいのか、自分では判断がつかないと思いますが、そのままにしておくと肩関節周囲の筋肉や腱、靭帯が拘縮して硬くなり、動く範囲がどんどん少なくなるため、痛くても体操で動かしたほうがよいのです。

『健康寿命をのばす! 整形外科医のカラダの痛み相談室』(著:井尻慎一郎/創元社)

まずは痛い方の肩を痛い方向にゆっくり動かします。痛くないほうの手で介助するのも効果的です。ちょっと頑張って、少し痛みを感じるぐらいまで動かします。

いきなり無理は禁物ですが、少しずつ頑張ります。この動きを数回、1日に何回か行います。痛みのない「もとの体に戻す」というイメージが大切です。