例外を設けない
原則3 例外を設けない
「何かをやめる場合に例外をつくらないのは大事だよ」
博士の手は単純作業をくり返すマシーンのように、チョコレートと博士の口を往復しています。
「でもダイエットで『今日はいくらでも食べていい』みたいな日があるといいって聞いたことがあるんですけど、それってどうなんですか?」
「ああ、それはそもそもの方針が全然違うんだよね。それは前提として、日々ストレスの大きいダイエットをしているんだ。だから、たまにストレスを解消しないと続かないっていう考えなんだよね」
「なるほど。考え方が全然違いますね」
「うん。習慣三原則は、そもそもストレスのすごく小さい目標を定着させていく考えだから。これだとリバウンドもしないから、定着したら他の習慣もつくれるし」
そう言って博士は、最後の1粒のチョコレートを迷うことなく食べました。
■1 一気にやめず、「代わりに何かする」など無理なく続く目標にする
■2 やめるための行動を起こしやすいタイミングで思い出す
■3 例外を設けずに、毎日少しずつ定着させる
※本稿は、『200万人の「挫折」と「成功」のデータからわかった 継続する技術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の一部を再編集したものです。
『200万人の「挫折」と「成功」のデータからわかった 継続する技術』(著:戸田大介/ディスカヴァー・トゥエンティワン)
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