勉強やダイエット、筋トレなど、習慣にしたいことがあるのについダラダラしてしまうという方もいるのではないでしょうか。bondavi株式会社代表取締役・戸田大介さんによると、自身が開発した習慣化アプリ「継続する技術」で得た客観的な事実をもとに考案した「習慣三原則」を守った人は、30日間の継続成功率が8.23倍になったという結果が出たそうです。そこで今回は、戸田さんの著書『200万人の「挫折」と「成功」のデータからわかった 継続する技術』から、いつも三日坊主で終わってしまう社会人3年目の若者・高橋くんと、習慣化について研究してきた習慣博士のストーリー形式でお届けします。
目標は5分以内
「何かを始めるときは、1日5分でできる低い目標がオススメだよ。やってみるとわかるけど、始めの頃は5分でもギリギリだと思うよ」
「うーん……」
高橋くんは、具体的な数字を受けて少し考えこみました。
「たしかに低い目標だと続くかもしれませんけど、やっぱり5分って短すぎませんか? そんなに短いんじゃ、続いてもあんまり意味がないような……」
高橋くんは、何やら不満そうです。
「もっともな意見だね」と博士は言いました。
「それに関していくつか重要なポイントがあるよ。まず、目標は5分でも『5分しかやっちゃいけない』というわけじゃないんだ」