激動の時代の生き抜き方
苦しくつらい世界から目をそらさず向き合うことは大事だが、心は保たないと、応援も出来ない。
生きることをきちんと続け、自分を維持しないとならない。
これはコロナのロックダウンの時に気が付いた激動の時代の生き抜き方である。
不安なら、キッチンへ行こう。
そして、コツコツと時間のかかる丁寧な料理を作ればいいのだ。
※本稿は、『犬と生きる』(マガジンハウス)の一部を再編集したものです。
『犬と生きる』(著:辻仁成/マガジンハウス)
パリ在住の芥川賞作家が描く愛犬・三四郎との日々。
『パリの空の下で、息子とぼくの3000日』のその後の物語。