健康寿命を延ばすには
高齢者がつまずいて転んで骨折したとして、しばらくは病院に入院して安静にしなくてはなりません。
しかし、身動きすることをしないと筋力が弱まり、活発さが失われ、精神的にも気力を失ってしまいます。そしてまた動かなくなり、日常生活に制限がなく過ごせる期間の平均である「健康寿命」が短くなるという悪循環にはまってしまうのです。
近年の日本人の平均寿命は男女ともに80歳を超えています。これは今後、ますます延びていくことが予想されています。日本政府も「人生100年時代」という概念を国政レベルで取り上げました。ただし、健康寿命は平均寿命よりも10歳ほど短いのが現状です。では、健康寿命を延ばすにはどうすればいいのでしょうか。
その答えは、100歳まで歩きつづけられる足腰を作ることです。「歩くと健康になり、いつまでも歩けるようになる」という好循環こそが真理なのです。