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人生100年時代、現役世代を駆け抜けた後はどのように過ごせばいいのでしょうか。精神科医の保坂隆先生いわく、人生後期は無理をせず「ほどほど」をキーワードに過ごすことが大切とのこと。『精神科医が教える 人生を楽しむ ほどほど老後術』より、日常生活を元気で楽しく暮らすための知識をご紹介します。

ほめるときは本気でほめる

ほめるときは本気でほめる「まだまだお若い。お元気ですね!」

こう言われて、嬉しくない人はいないでしょう。でも、高齢者になると、だんだんほめられる機会は減ってきます。そこで、提案です。高齢の友だちに会ったら、少なくとも一つか二つは何かほめるようにしてみませんか。

ただし、お互いに長い人生経験を重ねてきているわけですから、心にもないほめ言葉を口にすればすぐに見破られてしまい、かえって相手を不快にさせるだけです。

見え透いたお世辞や通りいっぺんのほめ言葉でこれまでの信頼関係をぎくしゃくさせるくらいなら、言わないほうがまし。ほめるときは「本気でほめる」に限ります。