私達は日常生活で得られる情報の8割を<視覚>から得ているそう。しかし、さまざまなデジタル機器を駆使しなければならない昨今、目にまつわるトラブルは増加傾向に…。「人生100年時代と言われる今、ずっと目が見える生活を送っていくなら、早めの検査、早めの生活改善、早めの治療が大事」だと主張するのが真鍋眼科の真鍋佑介先生です。今回は先生の著書『一生目が見える人のすごい習慣』の一部引用、再編集してお届けします。
子供たちの「目」が危機に
今、子供たちの「目」が、かつてない危機に瀕しています。
現在、世界的に近視人口が増加していますが、これはもちろん小児の近視が増加しているからです。
特にアジア圏で増加しており、アジア圏全体では80%の人々が近視だと言われています。受験競争が厳しい地域では、実に8~9割の子供が大人になるまでに近視になると言われています。
日本でも近い結果が出ています。
2022年の文部科学省学校保健統計調査によれば、裸眼視力が1・0未満の子供の割合は、小学生で37・9%、中学生で61・2%、高校生で71・6%となっています。