目指すは「力の抜けた清潔感」

「デザイナーの仕事場」というと、少し緊張していらっしゃる人もいるかもしれないなと想像し、細かく整えすぎないようにとバランスをとっています。

糸くず一つ落としたらいけないような緊張感を強いる空間ではなく、お茶を少しこぼしても大丈夫そうな寛容さを、実は細かく計算しているのです。

『無理をせず、無駄を楽しむ センスのはなし』(著:秋田道夫/ディスカヴァー・トゥエンティワン)

仕事を終えて帰るときには、使ったモノをきちんとしまう、というシンプルな片づけを毎日続けるだけ。しかも、かなりいい加減なのでさっさと終わってしまいます。

「力の抜けた清潔感」を目指すくらいがちょうどいいのです。