「小さくてかわいいもの」でごきげんなスペースをつくる
決して広くない部屋ですが、玄関の靴箱の上と、デスク横の収納棚の上を「趣味で集めた小さな置き物をたのしむスペース」と決めて、にぎやかに飾っています。
縁起のいい宝船の色違い3パターン、アニメのキャラクター人形、はにわの馬に招き猫。リサ・ソーランのライオン、ミッフィー、クワガタ、スター・ウォーズのボバ・フェット。
この小さなスペースを見るだけで、わたしの好きな世界観がだいたいおわかりいただけるでしょう。
こうした小物は街中でたまたま見つけて衝動買いするときもありますが、ねらって探して個人売買のサイトで入手することも。アニメ「トイ・ストーリー」のキャラクターのキーホルダーもメルカリで買って、迎え入れました。
自分が長く過ごす空間ですから、目にするだけでふと頬がゆるむような「小さくてかわいいもの」を好きなだけ迎えてごきげんに。ただし、何事も適量が大事ですから、あふれないようにスペースを限定するのがポイントです。
※本稿は、『無理をせず、無駄を楽しむ センスのはなし』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の一部を再編集したものです。
『無理をせず、無駄を楽しむ センスのはなし』(著:秋田道夫/ディスカヴァー・トゥエンティワン)
著者は、SNSでのつぶやきが話題を呼び10万超フォロワー、生活に寄り添うデザインを手がけてきた人気プロダクトデザイナーの秋田道夫氏。
心の持ち方から居心地のいい部屋のつくり方、ファッション、ほどよいコミュニケーション術……。
日常の中で大事にしている「暮らしのセンス」「生き方のセンス」について直筆のイラストやたっぷりの写真をまじえながら、お話しします。