『徹子の部屋』の番組セットはお茶の間ですっかりお馴染み(写真提供:テレビ朝日)
〈発売中の『婦人公論』3月号から記事を先出し!〉
テレビの草創期から活躍を続ける黒柳徹子さん。91歳になる彼女が今もMCを務める『徹子の部屋』は、2025年2月2日で50年目に突入。本日(2月28日)夜8時からは、50年目を記念した、『徹子の部屋50年目突入SP』が放送される。半世紀もの間、1万人以上のゲストと対話してきた徹子さんに、番組への思いを聞いた(構成:篠藤ゆり)

前編よりつづく

自分が楽しまないと面白いものにならない

ここ数年は、テレビだけではなくユーチューブもやっています。ユーチューブは気を許して、素の状態をお見せしているけれど、やっぱり自分が楽しいって思っていないと、面白いものにはならないと思います。

たとえば、普段はあまりスーパーマーケットに行かないので、ハワイでスーパーに行ったりすると、なんだかすごく楽しくなっちゃって。これはなんだろう、あれはどんな味なのかなって、ちょっと興奮してくるのね。それをそのままお見せしています。

2024年にタイに行った時は、「まだできるかしら」と思って久しぶりにホテルのプールで水中ヨガをやってみたら、できたんです。仰向けになってぷか~っと浮かぶんですけどね。

ずいぶん前にインドの行者さんみたいな人が10年くらい練習したと言ってたので、そんなに難しいもんかなと思ってやってみたら、簡単にできちゃった。長年修行を積んだ行者さんからしたら、面白くないかもしれないわね(笑)。

そういえば日本の俳優の方と一緒にやってみたこともあるけど、その方はすぐブクブク沈んじゃいました。(笑)