同窓会では、今までの人生の話から最近の暮らしぶりまで、お喋りに花を咲かせました。みなとても幸せそうな顔つきです。

特に、まるで別人のように美しくなっていたのがAさん。なんでも、最近夫が謝ってくれたことがあり、今はとても幸せなんだとか。何があったのかは深く聞きませんでしたが、心のありようがその人の顔にまで表れるのを初めて知りました。

Bさんの夫は、脳卒中で寝たきりになり、5年間の介護のすえ、一昨年他界。その後、自分のために使える時間を存分に楽しんでいると言います。週一回、友人と自宅で開く麻雀の会は、脳トレにもなっていいのですって。時間がある時には90歳を超えた親戚の独身女性2人のお世話までして、忙しくしているとか。

マンドリンを若い頃から習い続けているCさんは、次の演奏会が近いので、その練習に明け暮れているそうです。彼女は口数は多くありませんが、自分を持って活動しているところが素敵。

最後に紹介したいのがDさん。彼女は10年ほど前に夫を亡くしました。お子さんはいません。若い頃はゴルフ三昧でしたが、今はコーラスに夢中。ずっと好きだった書道はまだ続けていて、展覧会に出展もしているそうです。

私はといえば、脳卒中を発症してから、文章を書くことが好きになり、3冊の本を自費出版することができました。今回、友人たちの近況を聞き、素敵な刺激を得たので、再び会える日を励みに、人生100年時代を楽しんで生きたいと思います。

 


※婦人公論では「読者のひろば」への投稿を随時募集しています。
投稿はこちら

※WEBオリジナル投稿欄「せきららカフェ」がスタート!各テーマで投稿募集中です
投稿はこちら