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会社のロゴをアルファベットで表記している企業は数多く存在しますよね。実はそのロゴをよく見てみると、「大文字と小文字が混在している」ケースが。見慣れた有名企業のロゴなど、当たり前になりすぎて気付いていない場合もあるかもしれません。一体どのような理由から、大文字と小文字が混在するロゴが出来上がったのでしょうか?

2つの言葉が組み合わさってできた「SunTORY」のロゴ

有名どころでは、サントリーがあげられるでしょう。サントリーはロゴで表記すると「SunTORY」。「un」のみ小文字であり、その他が大文字になっています。

サントリーという名前は、太陽を意味する「Sun」と、創業者である鳥井信治郎氏の「トリイ」を組み合わせて作られたもの。「Sun」は英語表記の法則に則って付けられたため、一文字目の「S」は大文字、続く「un」は小文字で表記されることになりました。

次に「TORY」ですが、日本人の名前をローマ字表記する際に、姓と名を明確に区別させるときは姓を全て大文字にするという慣習が。「TORY」は苗字である「トリイ」から来ているため、慣例に習って大文字でつけられたそうです。