そのままはもちろんアレンジしても美味しい

基本的な漬け方は2パターン。塩もみでゆっくり乳酸発酵させる方法と、味噌やしょうゆ、酢、みりんなどの発酵調味料を使って短時間で簡単につくる方法があります。

次の記事でご紹介するのは、大根、白菜、にんじんを使った発酵野菜のつくり方と、そのアレンジレシピです。

大根は塩やしょうゆ、酢、みりんなど、たっぷりの発酵調味料で煮るだけの「大根のしょうゆ漬け」。すぐに食べることもできますが、常温で2~3時間置くと味がなじみます。歯ごたえがよく、どんな料理にも合う便利な一品。一口大に切って米と一緒に炊くだけの「大根ごはん」は、私のお気に入りです。

白菜は塩だけで発酵させる「乳酸発酵白菜」。約6ヵ月保存ができるのも特徴です。中国では「酸菜(サンツァイ)」として親しまれ、漬け汁も調味料として使えます。

にんじんは、発酵させることでクセがやわらぎ、甘みがアップ。塩だけで乳酸発酵させる「乳酸発酵にんじん」は酸味もアクセントになり、アレンジ料理に大活躍しますよ。

ほかにもキャベツやたまねぎ、ごぼう、なす、しょうがなど、冷蔵庫にある残り野菜で発酵野菜がつくれます。わざわざ野菜を買ってくる必要はありません。塩や発酵調味料で気軽につくれる発酵野菜、つくる過程も楽しみながら、毎日の食卓に取り入れてみてください。