いちばん心強い助けは妻の収入
一方、病気や鬱(うつ)などの精神疾患、ケガなどで働けなくなった場合、健康保険から傷病手当金が最長1年6ヵ月分まで出ますが、療養がそれ以上の長きにわたると収入が完全に途絶えてしまいます(障害と認定されると、障害年金を受け取れます)。
また今の時代、会社が倒産したり、リストラにあったりするのも珍しくないことです。もしものとき、いちばん心強い助けになるのは、貯蓄でも保険でもなく、妻の収入です。長く働けて安定した収入を得られる自分になっておくことが得策(ある日突然、高収入の仕事に就きたいと思っても、それまでのキャリアがなければ無理ですよね)。
あなたが得たお金で、夫や家族を支えることもできるのです。
★鬱など心の病気は、復職までの期間が長くかかる傾向があります。健康保険に加入していれば復職したあと再び休職しても手当が出ることも。
※本稿は、『知らないと増えない、もらえない 妻のお金 新ルール』(講談社)の一部を再編集したものです。
『知らないと増えない、もらえない 妻のお金 新ルール』(著:井戸美枝/講談社)
働く妻、扶養妻、専業主婦妻、元妻……すべての「妻」のためのお金の本です。
物価が高すぎる。節約も限界。子供の将来も自分の将来も不安。収入の壁だけじゃなく、お金をとりまくさまざまな制度が変わりつつある今。
「お金で失敗したくない」と不安を抱えるすべての妻に捧げます。