ワクチンには2種類ある
帯状疱疹は、繰り返しかかる可能性がある。免疫力が低下する高齢者は特にかかりやすいことから、25年4月1日より、ウイルスの再活性化を防ぐ帯状疱疹ワクチンを定期接種化すると、厚生労働省が決めた。(参照:厚生労働省「帯状疱疹」)
65歳以上のほか、持病があり感染リスクの高い人も対象とする。すでに50歳以上に対して助成金を出している自治体もあり、自己負担なしで受けられるケースがあるのでご自身で調べてみてほしい。
ワクチンには、生ワクチンと組換えワクチンの2種類がある。1回接種のみの生ワクチンは、6000~8000円程度。効果は5~7年続く。
2ヵ月以上の間隔をおいて2回接種する組換えワクチンは、合計で4万4000円ほどかかり、高額だが、効果は10年近く続という。
「高い効果が長く続くのは組換えワクチンのほう。費用は高額ですが、自治体によっては助成されます。ただ2回接種する必要があるのと、副反応が強い傾向にあるのがデメリット。
仕事を休めないといった働き盛りの世代は、副反応のことを懸念して生ワクチンを選ぶ人が多いですね。どちらも一長一短あるので、よく考えて選択してください」(吉木院長)