「朝起きたばかりなのに疲れている」「会社や学校に行くのが憂鬱」といった体調不良に悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。自律神経の名医・順天堂大学医学部の小林弘幸教授いわく、「自律神経を整えれば、自然に体調はよくなっていく」そうで――。そこで、小林教授の著書『毎日の体調がよくなる本 - ちょっとしたことだけど効果的な方法50』から一部引用・再編集し、〈おうちでできる、自律神経を整える健康法〉を当連載にてお届けします。今回のテーマは「ストレッチでやさしく目覚める」です。
ストレッチでやさしく目覚める
腸のはたらきをよくする
食道から胃・腸には、たくさんの神経細胞で構成される「腸管神経」が張り巡らされ、これは「第二の脳」とも呼ばれています。
この腸と自律神経は密接にかかわっていて、自律神経を整えることは腸のはたらきをよくすることにつながります。
また、腸のはたらきをよくすることは自律神経のバランスを整えることにつながり、神経伝達物質の分泌も促し、心身の調子をよくします。
朝、目が覚めたら、腸もやさしく目覚めさせましょう。3~5分ほどストレッチをすると効果的です。あなたも昼や夜も、わずかな時間を見つけてこまめにやってみましょう。