遠くまで音が届く理由
山では、その地形によって音が反射し、意外な方向から飛んできます。
また建物も車の音もないぶん、遮る障害もほとんどなく、かなり遠くまで音が届きます。
私自身、かなりの山中にいたはずのに、ふもとでやっていた音楽イベントの重低音が聞こえてきてガッカリ…なんて経験もありました。
特に熊鈴が出すような高い音は、そもそも空気中を遠くまで伝わりやすく、かなり離れた場所まで届くこともあるようです。
なので「誰の姿も見えないのに鈴の音が…」というのは、ほとんどの場合、遠くを歩く誰かが持っている熊鈴の音が、自然の力を借りて、こちらまで届いているだけだったりします。