毒殺説について
死んだ当時、家基の年齢は18歳で、実際に毎月鷹狩りに出かけるような健康な青年だったようです。
そんな彼が急に亡くなる? それはおかしいだろう…ということで実際に毒殺説が語られています。
でもドラマや映画ならともかく、毒殺なんて現実であり得るのでしょうか?
毒といえば、中世ヨーロッパのボルジア家が用いていた「カンタレッラ」が有名ですよね。
ボルジア家は多くの政敵をこの毒物で亡き者にしてきたのですが、1503年夏にボルジア家出身の教皇アレクサンデル6世が没し、その息子チェーザレが重病でしばらく動けなかった原因も、彼らが誤ってカンタレッラを自分たちで服用したためだとする研究者がいます。
教皇父子は数日前の宴会で、参加者に対して毒入りワインを飲ませるつもりが、ボーイがうっかりさんで、彼ら自身もそのワインを飲んでしまったというのです。