優待を利用して割引購入したNIKE(ナイキ)の運動靴の写真。
優待を利用して割引購入したNIKE(ナイキ)の運動靴(筆者撮影)
子どもがいると、小学校や中学校で必要な体操服などの学童用品にかかる出費が多いと感じます。これも「株主優待」を利用することで節約でき、優待族の筆者も実践しています。ただ、過去には失敗したこともあります。ランドセルや制服などにも使える「株主優待」の魅力と、赤裸々な失敗談をお伝えします。※株価は4月15日終値
この記事の目次
体操服や靴下・三角巾など子ども用の学童用品を買える6銘柄
ランドセル・制服はデパートで デパートで「株主優待」を利用して買う時のコツ 過去の失敗談もお話しします…

体操服や靴下・三角巾など子ども用の学童用品を買える6銘柄

子どもが小学校や中学校で使う、体操服や三角巾などのいわゆる学童用品を買える「株主優待」はどういったものがあるのでしょうか。

一番に思いつきやすい銘柄は、西松屋チェーン(7545※)(株価2,095円、最低投資額20万9,500円)で、100株では年間2,000円~2,500円の西松屋で使えるプリペイドカードがもらえます。権利日は8月20日、2月20日の年2回で、100株であれば、8月に1,000円(年間2,000円)、3年以上継続保有すれば2月に500円が加算され、年間2,500円分がもらえます。

西松屋は新生児用品で知られるお店ですが、調理実習で使う三角巾、給食に使うナフキンも買えました。意外性があるものとして野菜ジュースやふりかけなどの食品もあるため、学童用品でなくても「食費節約銘柄」として使うこともできます。

※証券コード…証券取引所に上場する企業に割り振られる識別コードです。従来は数字のみの4桁で構成されていましたが、2024年1月以降に新規上場した企業には、数字だけでなく英文字も入ったコードが設定されるようになっています。

そして、イオン(8267)(株価3,904円、最低投資額39万400円)も外せません。「株主優待」のイオンオーナーズカードで学童用品を買うとキャッシュバック、あるいはポイントバックできます。

100株だと半期100万円までのお買い物で3%分のキャッシュバックかポイントバックができ、権利月は8月と2月です。

筆者はイオンモールで小学校指定の体操服とうわばきを揃えました。

千趣会(8165)(株価257円、最低投資額2万5,700円)も、学童用品が買える「株主優待」です。

千趣会と聞くとわからない人もいるかもしれませんが、ネット通販の「ベルメゾン」を運営する会社で、100株ではベルメゾンで使える商品券が年間2,000円~3,500円、300株では年間4,000円~6,000円です。権利月は6月と12月の年に2回あり、12月に保有していると長期保有特典がつきます。

筆者はこの「株主優待」を利用して、学校に履いていく白い靴下をベルメゾンで購入しました。

ヒラキ(3059)(株価880円、最低投資額8万8,000円)でも学童用品を買えます。

「株主優待」は、100株で2,000円相当のお買い物券で、公式通販サイトはもちろん、店舗でも使うことができ、権利月は3月です。また、ヒラキはうわばきが税込418円、クルーソックスが税込308円と値段が安いことでも有名です。

チヨダ(8185)(株価1,094円、最低投資額10万9,400円)の「株主優待」は、シュープラザ、靴チヨダ、東京靴流通センターなどで使うことができ、100株で20%割引になる割引券が5枚もらえます。権利月は8月と2月の年2回あります。運動靴などが20%割引になると考えると節約効果抜群だと思う人もいらっしゃるでしょう。

そして、意外性のある銘柄では、バロックジャパンリミテッド(3548)(株価695円、最低投資額6万9,500円)もあります。

SLY(スライ)やAZUL BY MOUSSY(アズールバイマウジー)などのバロックジャパンリミテッドの店舗で使えるクーポン券2,000円分がもらえ、通販サイト「SHEL’TTER WEBSTORE(シェルターウェブストア)」では2枚、つまり4,000円分まで1度に使えます。権利月は8月と2月の年2回です。

通販サイトではNIKE(ナイキ)の運動靴があり、割引価格で購入できました。定価だとどうしても高いと思ってしまうので、お得に購入できてよかったです。