「いい姿勢」をつくろう!
それでは、トレーニングの効果をグッと上げる準備について見ていきましょう。
例として、ケーブルを引いて背中を鍛えるトレーニングで説明します。同じ「前方からケーブルを引く」動作一つであっても、その引き方によって効果に違いが出てきます。
たとえば、Aのスタートポジションから、Bのように「背中を丸めたり」「肩をすくめたり」「首を前に出したり」するような、いわゆる「悪い姿勢」で引く練習をしてしまえば、見た目がキレイな身体をつくり出すための筋肉は鍛えられず、むしろ悪い姿勢を強調するトレーニングになってしまいます。
見た目の美しさや若々しさの印象は、普段無意識にやっている姿勢と大きくかかわってきます。トレーニングを始めたばかりのころは、「どの筋肉を鍛えるか」という細かなことまで意識するのは難しいのですが、フィニッシュポジションをCのような「いい姿勢」にできると、自然と「キレイな身体のラインをつくるトレーニング」になります。