一気に片づける場合と、スモールフィット片づけの違い

1 また増える(リバウンド)

一気に片づけるとき、何も考えずにものを捨ててしまいがちです。なぜこんなに増やしてしまったのか? なぜこれまで捨てられなかったのか? ということに気づかないので、また同じように増やしてしまいます。いわゆるリバウンドです。

(写真はイメージ。写真提供:Photo AC)

なかには、「一度捨てることができたので、また増えたら捨てればいい」という「変な自信がついた」と言う方もいます。

この考えだと、一度片づいてもまた増えて散らかります。部屋が片づくのは一時で、ものが増えることを繰り返すので、無駄遣いにもつながります。

スモールフィット片づけは、1回1分でも手に取り、ものと向き合い、要・不要を判断しながら片づけるので、「ものを増やさないようにしよう」という気づきが生まれ、リバウンドを防げるようになります。

2 大事なものを捨てて後悔する

一気に捨てると、うっかり大事なものを捨ててしまうことがあります。すると後悔し、もう片づけたくなくなります。これが原因で、「片づけが嫌い」という方が多くいます。

スモールフィット片づけは、一つひとつものと向き合い、何が必要か不要かを考えて捨てるので、うっかり大事なものを捨てることを防げます。