全身浴5分と半身浴10分
湯につかる時間は15分ほどです。このとき、最初の5分は肩まで入りましょう。首には自律神経に作用するセンサーが多くあります。残りの10分は半身浴です。この入浴法だと、腸の温度を上げすぎず、温めた体の深部温度を適温の状態に保つことができます。
あまり長く入りすぎると、体が再び興奮して交感神経が優位になってしまうので、15分をすぎたらバスタブから出ましょう。
入浴後、温まった深部体温がゆるやかに下がっていきます。すると、副交感神経がだんだんと優位になり、眠気が増して、入眠にスムーズに移行できます。

※本稿は、『毎日の体調がよくなる本 - ちょっとしたことだけど効果的な方法50』(興陽館)の一部を再編集したものです。
『毎日の体調がよくなる本 - ちょっとしたことだけど効果的な方法50』(著:小林弘幸/興陽館)
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