(写真提供:Photo AC)
「朝起きたばかりなのに疲れている」「会社や学校に行くのが憂鬱」といった体調不良に悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。自律神経の名医・順天堂大学医学部の小林弘幸教授いわく、「自律神経を整えれば、自然に体調はよくなっていく」そうで――。そこで、小林教授の著書『毎日の体調がよくなる本 - ちょっとしたことだけど効果的な方法50』から一部引用・再編集し、〈おうちでできる、自律神経を整える健康法〉を当連載にてお届けします。今回のテーマは「入浴はぬるめのお湯にはいる」です。

入浴はぬるめのお湯にはいる

39~40℃ のお湯で

1日の疲れをいやすバスタイムは、その入り方を工夫すると、交感神経優位から副交感神経優位にシフトさせ、快適な睡眠に導いてくれます。自律神経の変化のリズムをよくする入浴をぜひ習慣にしてください。

まず、温度はぬるめがおすすめです。熱いお湯が好みという方もいますが、夜に交感神経を刺激してしまい、自律神経のバランスを乱してしまいます。

また、長時間の入浴も、水分不足による脱水症状を起こすリスクがあるので避けるべきです。副交感神経を優位にする入浴が目的なら、39~40℃のぬるめのお湯がいいでしょう。