2人とも、その年の内に獄死

確かにある種の思想犯ではあっても、2人はさほど世に知られてはいません。それに何より、彼らは清河の犯罪とは無関係です。

牢屋に入っても、ほどなく出てこられるのかな…という感じですが、これがまるで違った。逮捕は文久元年(1861)5月のことですが、なんと2人とも、その年の内に獄死しているのです。

年齢は中村が35、西川は45。

西川は多少年配ですが、それでも普通に生活していれば死ぬ年ではない。

ということは、やはり囚人としての生活が苛酷だったのでしょう。