適正人口を超えていた当時の牢獄
囚人を収容する牢獄は、庶民だと東牢と西牢、幕臣(御家人)・大名の家臣・僧侶・医師は設備がまだ“マシ”な揚屋に収監されました。
江戸中期からは、東牢には有宿者(人別帳に記載されている者)、西牢には無宿者と分けるようになりました。
先述の西川は医師なので揚屋です。中村は浪人でしたので東牢だったのかな。ちなみに女囚は身分の違いなく、女牢に入りました。
収容者の総数は、江戸時代後期には300人から400人、多いときは700人から900人に達したといいます。つまりは適正人口を超える傾向にあったと解釈できますが…こうしたことはリンチが横行する温床になるんじゃないかな。
その実態は次回、見ていきましょう。
大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)〜」
【放送予定】2025年1月~
【作】森下佳子
【主演】横浜流星(蔦屋重三郎 役)
【制作統括】藤並英樹 【プロデューサー】石村将太、松田恭典 【演出】大原 拓、深川貴志
【放送予定】[総合]日曜 午後8時00分 / 再放送 翌週土曜 午後1時05分[BS・BSP4K]日曜 午後6時00分 [BSP4K]日曜 午後0時15分