自分に向いている仕事を選ぶべき
バイトだから無責任でいいというわけではありませんが、まあそこまで責務を負う必要はない。学生時代、いろんなバイトをやった君ならわかるでしょうが、責任の有無や重み、これがバイトと社会人の大きな違いということになるわけです。
こんなことを言われると、「責任かー、プレッシャーだなあ」と感じますか?
そうでなくとも、少し気が重たくなってしまったかもしれませんね。
でも、だからこそ疲れ知らずで頑張れる、気づけばつい努力してしまう。そんな自分に向いている仕事を選ぶべきだと思うのです。
そういう仕事なら夢中になれます。夢中になれれば粘り強さが生まれ、自ずとよい仕事をすることにつながります。当事者意識も生まれ、たとえ「上からの頼まれ仕事」でも責任を果たさずにいられるか、という気持ちも芽生えます。
こうしたことの積み重ねが君を“一人前”にしてくれるのです。
※本稿は、『悩み続けてきた「僕」から君たちへ ーー社会人1年生に伝えたい成長と成功の本質』(祥伝社)の一部を再編集したものです。
『悩み続けてきた「僕」から君たちへ ーー社会人1年生に伝えたい成長と成功の本質』(著:齋藤孝/祥伝社)
「なんとか会社に入って一生懸命やってはいるけど、なんか人生思ったのとは違うなあ……」と、ふと考えてしまうすべての社会人1年生へ!
齋藤孝先生が30年間、教え子だけに伝えてきた「逆転の人生攻略法」を初めて明かす!