髪の悩みを解消する4つのセルフケア
基本ケアのシャンプーを見直そう
シャンプーの最大の目的は、毛穴につまった皮脂や汚れを落とすこと。
「頭皮には、大きく分けて乾燥タイプと脂性タイプがあります。見極める目安としては、1日髪を洗わないで頭皮の様子を見ること。ベタつくようなら脂性タイプ。しっかり皮脂を洗浄するシャンプーを選びましょう。
細かなフケやかゆみが出るなら乾燥タイプです。低刺激で洗浄力がマイルドなアミノ酸系シャンプーがおすすめ。薄毛などで悩む患者さんは、毛穴に皮脂がつまっていることが多いので、頭皮タイプに合ったシャンプーでしっかり皮脂を落としましょう」(髙橋先生。以下同)
(1) 髪の毛のもつれをほぐす
シャンプー前にまずはブラッシング。毛先からとかし始めて毛のもつれをほぐすとともに髪の汚れを浮かせる。頭皮の汚れが落ちやすくなる効果も
(2) お湯でよく洗う
シャワーを1〜2分間あてて髪と頭皮を予洗い。髪についた汚れはほぼ落ちるうえに、頭皮の毛穴が開き、シャンプーの洗浄成分がなじみやすくなる
(3) シャンプー液を手のひらで泡立てる
液の量は500円玉くらいを目安に、髪のボリュームや長さに合わせて調整を。手のひらにとり、同量の湯を加えてよく泡立てる
(4) 地肌を洗い、よくすすぐ
泡立てた液を頭全体につけ、両手の指の腹で地肌をマッサージするように洗う。液剤のすすぎ残しは肌トラブルのもと。頭皮を意識してしっかりすすぐ
ドライヤーやブラッシングでダメージを与えない
洗髪後は、まずタオルドライで水分をしっかり吸収。熱の負担をかけないために、ドライヤーは髪から20cmほど離してかけましょう。
「ブラッシングは頭皮が気持ちよいと感じる程度に。強くとかしたりすると摩擦で頭皮を傷めますので注意してください。やわらかくて適度な油分を含んだ豚毛や猪毛のブラシは摩擦が少なく、髪にツヤがでます」