鈴木 ええ。インタビューなどで、読書大好き、本屋さん大好きと何かにつけて言ってきたので、たぶんそのどれかを読んでくださったのだと思います。お話をいただいたときはうれしくて、「やります」と即答しました。

原田 お金には代えられない仕事ですね。

鈴木 はい。趣味と仕事の完全な合致。(笑)

原田 私も番組に2度出させていただきましたが、今まで聞かれたことのない質問や作品についてかなり深い問いを投げかけられるのが刺激的でした。鈴木さんが答えをじっくり受け止めてくださるのも心地よくて。

鈴木 作家、編集者、書店員のみなさんが、自分のかかわった本について話すのを聞いていると、ああ、好きなことを仕事にしたのだな、この仕事をしていることが喜びなんだな、と伝わってきて、こちらもワクワクします。私のこの気持ちが見ている方に伝わるといいなといつも思うのですよ。

原田 みなさん、熱っぽく語りますよねえ。

鈴木 ええ、本当に。本好きはみな自分の好きな本について誰かに話したくてたまらないんですね。これは大発見でした。

後編につづく

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