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各区一歩も引かず審議の結果

審議の結果、「従来の行政区域線を海側に延ばし、その線の内側の地域を各行政の所轄とする」というルールを採用することになりました。さらに交通の接続を考慮して、権限が与えられるのは江東区・品川区・港区の3区に絞り込まれます。

ところが、お台場の土地の所有と権限について3区とも譲らず、知事に調停を申し出る事態に。1982年の調停案によって、最終的にお台場を3区で分割して管理することで落ち着きました。

ちなみに品川区側からお台場方面を見ると、港区と江東区の境界線の一部は首都高速湾岸線の中央分離帯に沿ったかたちで設けられているのがわかります。お台場を訪れた際には、区の境目を意識して散策してみるとおもしろい発見があるかもしれませんね。